こんにちは。
起業家のためのセルフプロモーションマーケティング
共感プロモーションの専門家
ヒットメイクコンサルタント安田裕紀 です。
先月配信したメール講座の中で、
読者の皆さまから特にご好評頂いた
熊本県PRキャラクターである
ゆるキャラ【くまモン特集】をお届けしています^^
第1話はこちら
経済効果日本一の売るキャラから学ぶ「新・共感認知フロー」
第2話はこちら
6億4000万円の効果を生み出した くまモン物語化戦略
そして、今日は第3話です!
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【くまモンが公務員であり続ける理由】
経済効果数百億円と言われる
人気PRキャラクター『くまモン』。
「プーさんの次に稼ぐクマですね!」
なんてコメントを頂きましたが、
実は、くまモンのライバルは、
ミッキーマウスだそうです(笑)
↑熊本県ブランド推進部の方々のコメント。
前回、前々回とお話してきたように、
『くまモン』人気の舞台裏には
様々な戦略がありますが、
他のゆるキャラと
大きく違う要素のひとつとして、
くまモンの商標の使用料は
【無料】なのです!
くまモンは有名デザイナー水野学氏が
デザインをしたものなのですが、
水野氏から著作権を買取り、
熊本県自ら商標権を獲得しました。
それでも、使用料は無料。
熊本県のブランド力向上に繋がる
と判断されたものは、
使用料無料でどんどん許可されています。
2012年9月末の時点で、
その数は「6000件」を超えるのだとか(驚)
実際、私が先月熊本に訪れた際も、
どこもかしこも、
くまモンだらけ!くまモン一色です!
市外の温泉旅館のスタッフは、
全員くまモンTシャツを着ていて、
宿泊ホテルのスタッフは
全員くまモンバッジをつけていましたし、
市街のアーケードには
くまモンイルミネーションが輝く^^
もし無料にしなければ、
熊本県は、企業から
使用料を得ることができます。
しかし、熊本を盛り上げたいと想っている
個人・零細規模の企業にとっては
ハードルが高くなります。
【くまモンの商標使用料】<【くまモンが生み出す派生効果】
熊本県はこう判断したのです。
そして、もうひとつ。
使用料を無料にすることで、
『熊本県側(くまモン側)の主張』を
進めやすくして、
無理な案件/注文を回避しているそう。
決め台詞は、
「くまモン、公務員なんで。」
・・・だそうです^^;
使用料さえ払えば良いではなく、
本当に熊本県にとってプラスのものだけ。
明確な【線びき】が
出来るようになっているのです。
使用料という目の前の収益ではなく、
広い視野と明確な目的をもって、
『くまモン』を育てている熊本県には脱帽ですね。
結果として、
熊本県民にとっても、
熊本県の企業にとっても、
熊本県庁にとっても、
WIN-WIN-WINの形が生まれ、
くまモンは、熊本県にとって
今や欠かせない存在となっているのです。
これを、私たち起業家に置き換えると、
どうなるでしょうか?
私が仕事を進める上で、
大切にしている言葉のひとつ。
「利益を得たければ、先に与えよ。」
人はついつい目の前の利益や売上だけに
目が向きがちです。
しかし、短期的な利益だけではなく、
長期的な展開を意識すること。
そのために、
自分自身の、自分のビジネスの
「青写真」と「行動軸」を決めることは欠かせません。
そしてもちろん、
誰もが自分で精一杯で、
【自分】より【人】を優先できる人は
少ないものですが、
「人に喜ばれること」
「人に感謝されること」
「人に応援されること」
を自分が”先”に行わずして、
自分が人からしてもらえることはないのですね。
特に、起業当初は、
自分が【欲しい】【得たい】気持ちが
強くなりがちです。
しかし、最初の段階から、
自分が【与える】存在となることを
意識して頂きたいのです。
あなたも、
ぜひ、与える起業家を目指しませんか^^
【今日の言葉】
「 与えよ、さらば与えられん(^0_0^) 」
みなさんはどう思われましたか?