キリン「別格」シリーズのヒットメイクの舞台裏その3!差別化や効果的なプロモーションを実現する上で欠かせない”シーンをデザインするチカラ”についてお話します。
こんにちは。
ヒットメイクコンサルタント
安田裕紀です。
キリン高級飲料「別格」シリーズ
ヒットメイクの舞台裏
に引き続き、
その3:シーンをデザインするチカラ
についてお話していきます。
新たに商品やサービスを
創り出すうえで、
その商品やサービスを、
どのような場面でお客様が利用するのか。
どのような感情をお客様が抱くのか。
いつ?
誰と?
何をしている時?
どんな気持ちや感情?
商品やサービスを使っている
実際のお客様の場面や様子をリアルにイメージする。
これが、
「シーンをイメージするチカラ」です。
飲み物ひとつで
デザインすることができるシーンは、
一日のうち18時間あります。
(寝ている時間以外、ということ。)
・朝スッキリしたい
・リフレッシュしたい
・こういう食べ物が合う
など
たとえば、
サントリーの黒烏龍茶は、
広告を見れば瞬間で、
カロリーの高い食事と一緒に摂ると
効果的であることがわかり、
脂っこい食事の席に置かれる様子
がイメージできるのではないでしょうか。
(CMを見て浮かぶのは、特に中華料理でしょうか。)
このように実際の場面をイメージしながら
商品やサービスを企画することで、
他との差別化を生み出しやすくなりますし、
より統一感をもって、
お客様の記憶と感情にアプローチする
”伝わる”プロモーションにも繋がってきます。
お客様は、
商品やサービスそのものや
製品の機能性能が欲しいのではなく、
その商品やサービスを購入することで、
どんな気持ちになれるのか?
どんな自分になれるのか?
どんな時間を過ごせるのか?
という、
”手にした先の未来”を想像して
決断をするのです。
あなたの商品やサービスは、
お客様のどのようなシーンを
デザインしているのでしょうか?
ぜひ、考えてみてくださいね。
次回は、いよいよ最終回!
今のお客様に選ばれる時代背景の把握
についてお話します。
ぜひ、お楽しみに。