世界ナンバーワンエナジードリンク「レッドブル」のヒットを紐解き、
あなたのビジネスに置き換えてみましょう。
こんにちは。
ヒットメイクコンサルタント
安田裕紀です。
さて、先日の記事での質問。
世界ナンバーワンエナジードリンクレッドブルは、
なぜヒットしたのか?なぜヒットし続けているのか?
答えは出ましたか?
まず、注目していただきたいのは、
コンビニなどでレッドブルが
どこに陳列されているか。ということ。
【場所】への注目ですね。
レッドブルは、
「栄養ドリンク」ではなく、
「エナジードリンク」と定義されています。
正しくいえば、栄養ドリンクと謳えない。
医薬部外品の許可が取得できず、
”炭酸飲料”の部類に入ります。
しかし、これがレッドブルのヒットにおいて、
大きなチャンスとなったのです。
栄養ドリンクの代表といえば、
「ファイト一発!」でおなじみリポビタンD。
「疲れた時に飲む」
「栄養補給」
という栄養ドリンクの
薬品的なイメージに対して、
レッドブルが定義する
エナジードリンクは、
元気や活力を求める若者たちに対して、
かっこよさ・クールな感じを押し出し、
「運動や遊びで力を発揮したいときに飲む」
という新しいイメージを創り出し
定着させたのです。
もし、レッドブルが薬事法の認可がおりて、
リポビタンDと同じ立ち位置、比較される対象
として存在していたなら、
今のような結果には、
なっていなかったかもしれません。
レッドブル社の創業者
ディートリッヒ・マテシッツの言葉に
以下のようなものがあります。
「創業当初、私たちはレッドブルに
既存のマーケットなど存在しないと言っていた。
けれども、レッドプルの考えは
マーケットそのものをつくり出す事だ。
結局はそれが現実になった。」
これは、日本進出の際の言葉ではありませんが、
レッドブル社にはこのような考えが浸透している。
ということなのではないでしょうか。
「ライバル(社)は誰(どこ)ですか?」
ビジネスにおいて、
よく聞かれる質問ですが、
レッドブルの戦略においていえば、
【ライバルはいない】ということ。
比較する対象はいないのです。
実際、思い返してみると、
わたし自身も、
「リポビタンDとレッドブルどちらを買おうか?」
と迷ったことがないな。と気づきました。
今までは、無意識でしたが、しっかりと
わたしの中にもイメージが定着していた。
ということなのですね(苦笑)
あなたのビジネスはいかがでしょうか。
誰か他と比較される自分になっていませんか?
そんなビジネスの進め方をしていませんか?
「●●なときは☆☆」
「●●といえば☆☆」
お客様の中にこのような形で定着できる
イメージ創りを目指してみてはいかがでしょうか。
【今日の一言】
「誰と比較されない存在になろう!」
今日もがんばります。
がんばってp(^^)q